スイスのシンクタンク「世界経済フォーラム(WEF)」が2024年版「旅行・観光開発ランキング」を公表し、日本が世界第3位と位置付けられた。
WEFは07年以来ほぼ2年ごとに「旅行・観光競争力指数レポート」を公表してきた。旅行・観光に関わる指標に基づいてデータを指数化し、ランキングを行ってきた。今回は従来の指標に改良を加え、以下の五つのカテゴリーが用いられた。(1)環境整備(健康・衛生、安全・安心等)(2)旅行・観光政策と実現条件(旅行・観光の優先順位、国境開放度、価格競争力)(3)インフラとサービス(航空輸送、陸上・港湾等)(4)旅行・観光の需要喚起(自然資源・文化資源等)(5)旅行・観光の持続可能性(環境の持続可能性、旅行・観光需要に対する圧力と影響等)。
日本は09年の総合世界ランキングが25位、11年22位、13年14位、15年9位、17年4位に躍進、19年3位、21年2位、24年3位と位置付けられ、今や世界の中で観光最先進国と評価されている。
今回は世界119の国・地域が対象で、総合ランキングのベスト10は第1位米国、以下スペイン、日本、フランス、オーストラリア、ドイツ、英国、中国、イタリア、スイスの順。アジア諸国の順位は日本と中国の他、13シンガポール、14韓国、22インドネシア、35マレーシア、39インド、47タイ、59ベトナム、69フィリピン、76スリランカ、85モンゴル、86カンボジア、91ラオス、101パキスタン、105ネパール。
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