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やまがた女将会が来社 自然災害の影響など語る

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 やまがた女将会(小関由紀子会長代理=銀山温泉・銀山荘)一行は9月24日、東京の観光経済新聞社を訪問し、自然災害による宿泊施設への影響や、現在取り組んでいる観光施策などについて語った。

 各地で宿泊業界を襲う自然災害が話題に上がった。全国で発生した9月の記録的豪雨については、「最上川の氾濫があったが、大きなキャンセルはなかった」と小関氏。理事の石川美華氏(由良温泉・ホテル八乙女)は、「藤島川と京田川が氾濫。一昨日も4件キャンセルがあった」と被害状況を報告した。

 理事の五十嵐律子氏(東根温泉・さくら湯)、顧問の川﨑禮子氏(蔵王温泉・ル・ベール蔵王)は、山形を代表する食の一つ、サクランボが猛暑で不作だったことや、冬のシンボル・蔵王の樹氷が暖冬で崩れるなど、自然環境が観光資源に影響を及ぼしたことについても言及。石川氏は、「新米の季節なので売店でつや姫を販売しているが、南海トラフ地震の危険性がニュースで報じられた際はツアー客の買い占めが生じた」と話した。

 現在取り組んでいる観光施策について、山形県観光物産協会の佐藤勇常務理事、杉浦範信観光事業部長らは、今年4月、やまがた観光情報センター(JR山形駅直結)内に新設した県産の日本酒やワインが試飲できる「やまがた酒巡り Chetto」を紹介。「42銘柄のお酒を500円3カップで販売していて、平均で1日450人に利用いただいている」と、評判も上々だ。

 宿泊業界が時代とともに変化する中、団体客の減少や、ロボットの活用により宿泊客とのコミュニケーションの希薄化が進んでいると女将たち。五十嵐氏は、「外国人のお客さまの前で琴の演奏を披露していて、非常に喜んでいただいている。琴の音色で癒やされたのか涙を流す方もいた」と、独自のコミュニケーションを明かした。


やまがた女将会の皆さん

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