近畿6府県(滋賀、京都、兵庫、大阪、奈良、和歌山)は5日、東京都内で観光情報交換会を開催し、各府県の担当者が夏から秋にかけての観光素材をアピールした。旅行会社やメディアなど約50人が参加した。
京都府東京事務所の里村佳代副所長は開催あいさつで、「歴史の重さがブランド力の強さであり、各府県に感動を与える歴史がある。来年に大阪・関西万博を控え、会場から他府県に来てもらえるよう準備をそれぞれ進めているので、価値を高めた形で紹介いただきたい」と呼び掛けた。
兵庫県、滋賀県、大阪府は、それぞれが取り組むデスティネーションキャンペーンや誘客キャンペーンの詳細を説明。和歌山県は今年7月に世界遺産登録20周年を迎える「紀伊山地の霊場と参詣道」記念事業、奈良県は市街地を巡る秋のキャンペーンなどを紹介した。京都府は市内に集中する観光客の分散化を図ろうと、日本有数の茶の生産地「和束町」の観光スポットや体験コンテンツをアピールした。