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中央日本4県、総距離550キロのサイクルルートを設定 観光誘客プロジェクトの一環で

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 新潟、山梨、長野、静岡のいわゆる「中央日本4県」は、各県にある金山にちなんだ観光誘客プロジェクト「黄金KAIDO」の一環として、4県にまたがるサイクルルートを設定した。総距離約550キロの壮大なスケールが特徴で、インバウンド誘致にもつなげたい考えだ。
 このほど、東京都内で新潟の花角英世知事らが出席し、発表した。

 4県は昨年、連携して観光振興を図る黄金KAIDOプロジェクトを立ち上げた。徳川家康が開発に力を注いだ佐渡金山(新潟)と土肥金山(静岡)、これらを結ぶ道中には湯之奥金山(山梨)、金鶏金山(長野)があり、そのルートを黄金KAIDOと名付けた。

 「旧街道を巡る自然と歴史・文化に満ちあふれた自転車旅の道」をコンセプトとしたサイクルルートは長野県在住の自転車冒険家、小口良平さんのアドバイスを受けて選定した。新潟―長野の千国街道や山梨―静岡の富士川街道などを通る。

 新潟県の観光文化スポーツ部観光企画課によると、自転車をフェリーやバス、電車などの交通機関に載せて移動する「輪行」区間を含めた約550キロの距離を走破するには5日間ほどかかる。

 今後、ルートの周知や道路表示などの環境整備に着手する。サイクリング意欲を高めるため「走破賞」などの創設のほか、インバウンド向けに外国版ウェブサイトの開設や海外の自転車展示会への出展、ファムツアーなどを通じて海外のサイクリストにPRすることなども検討課題として挙げている。

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