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【観光の学校特集2024】大阪成蹊大学 

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手厚い指導で大きく成長

 大阪成蹊大学(大阪府大阪市)は、大阪万博を3年後に控えた1967年に観光教育をスタートさせて以降、57年にわたり観光人材を輩出してきた関西の観光系大学の古豪だ。その同大学は2022年、国際観光、観光まちづくり、国際ビジネスの3コースを備えた国際観光学部を開設した。

 地域でのフィールドワークや、ANA総合研究所やJTBとの連携授業など実践的な授業が特長だが、グローバル人材としての素養を身に付けるための充実した英語プログラムと、学生一人一人へのきめ細かな指導も行っている。

 このうち4年間で2回チャレンジできる「STEP留学」では、1年次で1~3週間の短期海外研修、3年次で4~8カ月の長期海外留学プログラムを用意している。いずれも希望者全員が参加できるのが魅力だ。在学生の英語力は専門知識と共に高く評価されており、関西の観光系大学による研究成果発表では、兵庫・三田市のインバウンド向け英語リーフレットの提案などで、22、23年度と2年連続で最高賞を受けた。

 きめ細かな指導体制は、学生の成長を後押しする。学生一人一人にアドバイザー役の教員が付き、年1回の面談を通して状況を把握。卒業研究はもちろん、就職までフォロー。さらに学部の教員全員で、各学生の履修状況や指導方針などの情報を定期的に共有、総合的にサポートする。手厚い指導で大きく成長した学生の評価は高く、就職率はほぼ100%。卒業生の進路は、航空、旅行、ホテルをはじめ、銀行、証券等の金融、公務員、小売、メーカー、大学院進学など多岐にわたる。

 学部完成年度となる25年度は、大阪・関西万博開催年。在学生らはすでに、自発的にボランティア登録を行ったり、万博を見据えた郊外型観光資源の開発などに取り組んだりしており、活躍が期待される。今年12月には同大学で、大阪では10年ぶりに日本観光研究学会の全国大会が開催される。今後ますます注目が集まりそうだ。

12月7、8日に日本最大級の観光系学会「日本観光研究学会」の全国大会が開催される、23年新設の駅前キャンパス

国際観光学部の3つのコース|国際観光学部|大阪成蹊大学

オープンキャンパス|大阪成蹊大学入試ナビ

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