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新会長に多田氏(石川県和倉温泉) 日本温泉協会が秋保で総会 ユネスコ登録、地熱対策など課題

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 日本温泉協会(1153会員)の会員総会が6月25日、仙台市の秋保温泉で開かれた。任期満了に伴う役員改選が行われ、新しい会長(代表理事)に多田計介氏(石川県・和倉温泉、美湾荘)が選出された。多田会長は就任のあいさつで、「温泉文化」のユネスコ無形文化遺産への登録に向けた活動に注力する考えを示した。常務副会長(代表理事)には、岡村興太郎氏(群馬県・法師温泉、長寿館)に替わり、石村隆生氏(神奈川県・箱根温泉郷、仙郷楼)が就任した。

多田会長は、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会の会長を2017年度から3期6年にわたって務めた経歴を持つなど、観光・宿泊業界のリーダーの一人として知られている。就任のあいさつでは、「温泉文化」のユネスコ登録について、「地方創生の大きな原動力となり、大きな力を発揮すると確信している。愚直に取り組んでいくので、皆さまのお力をお借りしたい」と述べた。

 笹本森雄氏(個人会員)は18年度から3期6年務めた会長を退任。総会で笹本氏は協会の活動について、「温泉文化」のユネスコ登録の推進と共に、全国各地で進められている地熱発電開発の課題に関して言及した。「大規模な地熱開発が近隣の温泉資源に影響を与える可能性は否定できない」として、地元の合意、情報公開、過剰採取の防止、温泉モニタリングの徹底、被害の救済の重要性を改めて強調した。

ペイウォール会員向け記事です。

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