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観光庁の特別体験事業等も2次の採択結果が発表され、各地で新たな取り組みが加速している。昨年度の観光再始動事業と合わせて、各地でプレミアムなコンテンツが生まれていくことは非常に楽しみで、今後もこの流れが加速していくことが期待される。
その中で気になるのが、地域における滞在のグランドデザインである。確かに観光のマーケットを考えると、多角化しており、かつインバウンドで市場ごとにアクションを起こすとなると、それらも含めてこれまで実施していなかったことに手を打つ考えもよく理解できる。ただ、まだまだ場当たり的な対応になっている点が課題だと感じている。
地域の観光戦略は極力滞在を中心としたピラミッドの構造で整理されることが望ましいと考えている。3階層でしっかりと定義して、まとめていくことこそが大事だというイメージだ。以前、これを単純な松竹梅と価格帯のイメージで整理していたが、もう少し掘り下げた整理が必要になってきたと感じている。3階層を(1)ベース、(2)リッチ、(3)プレミアムとした整理で、しっかりとまとめていくと分かりやすくなると考えている。
それぞれの特徴やポイントをまとめてみたい。まず(1)のベースだが、これまでの観光コンテンツと捉えればいいだろう。500~3千円程度の価格帯のもので、修学旅行や団体向けに展開されていたようなもので、地域における導入編といったところになる。施設拝観や気軽にできる20~30分程度の体験がここにあたるだろう。
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The post 【私の視点 観光羅針盤 435】3段階のプロダクト戦略 吉田博詞 first appeared on 観光経済新聞.